備忘録あるいはボトルメール

暇なときに書きます。暇なときに読んでね。

シャニマス:線たちの12月読んだよ

Twitterに書くと検索に引っかかってネタバレになりかねないので、こっちに書こうと思う。

例によってネタバレ注意だし、本編読んでる人でないと何を言ってるかわからないと思います。

考察とかはやりません。感想だけ。

前と同じで、自分の脳の整理と記憶力の悪い自分が後から見返すために書くので、読む人への配慮とかはないです。この記事は俺のものだ!

 

 

とりあえず第一印象だけ書くなら、ルカと灯織の関係がよくなるたびに次の話が見たくなくなるイベントだった。だってほら、展開が読めるというか、必然的にそうなるだろうという予想があるから、最終話に近づけば近づくほど、次を見たくなくなった。見たけど。

 

実はコミュのリアクションを録画していて、この記事はそれを見返しながら書いた。最初ルカが出たときから自分がはしゃぎすぎててめちゃくちゃキモかった上に、後半緊張してめっちゃ小声だったので、見るに堪えなかった。そんなことはどうでもよくて……

 

どこから書こうかな。まずは話の筋を書くか。

大きな流れとして、

ルカと灯織

凛世と小糸

おばばとクリスマスカード

の3つが本筋だと思う。それぞれに共通するのが、「見えていないことがある」ということ。

 

斑鳩ルカが283プロに対して抱いている敵意のようなものは、原因が判明していない(予想がつかないこともないが)。プロデューサーからも、灯織からも、ルカの心情は推察しようがない。きっとまだ、ルカに対して「見えていない」ことがあるからだ。

また、ルカから灯織に対しても、コンタクトレンズをつけて灯織を見るまでは灯織そのものを見えていなかった。

 

小糸の凛世に対する委縮が思ったよりひどかった。凛世は小糸に嫌われているのではないかと思い、咲耶や透に相談し、「まだ見えていないことがある」と飴をプレゼントする。

 

おばばとクリスマスカードに対しても、その背景にあることはきっと「見えていない」けれど、透はそうしてほしいのかと思って孫のふりをした。

 

もしこの透の行動や消防団の人が言っていたことがシャニマスの提示する回答なのだとすれば、「騒音だとしても、間違っていたとしても声をかけ続けること」がルカとの関係の解決に向かう方法なのだろうか。

 

うーん……共通点を抜き出そうとしてみたけど、慣れないことはしないほうがいいな。なんか間違っている気がする。

 

それにしても、見えていないものを見たいかそれとも見えないままのほうがいいのかというのはくもりガラスの銀曜日に通ずるものがある。灯織が選ばれたのはそれもあるのかな?

 

ここからはアイドルについて一人ずつ書いていこうと思う。今回のイベントは全員の個性が輝いていたように見える。その点において素晴らしいイベントだったと思う。

 

咲耶は徹底して頼れるお姉さん的立ち位置にいたと思う。アンティーカの中にいるときは、メンバーに対する信頼や甘えがあったが、今回は年長者らしく凛世と透に対して優しく接していた。また、咲耶の幼少期であろう描写、これも多くは語られないが、咲耶の父親のことを考えると、きっとクリスマスの懐かしい思い出が咲耶の中にもあって、クリスマスはみんな幸せであってほしいと祈るのだと思う。

 

灯織は……少し前から思っていたのだけれど、美琴さんと似ているところがある。灯織のストイックな精神は、方向性は違えどもSHHisやストレイに通ずるものがあると思う。美琴と違うところとして、サッカーのリフティングを練習したりとか、レッスンとは違う方向で努力することもあるけど、きっと灯織は「技術が高いのがいいアイドル」だとは思っていないからだ。確かこの辺はGRADで言及されていたか。

まあとにかく、ルカは間違いなく灯織の中に美琴を見ていたと思う。灯織から見たルカは……どうなんだろう? すごい人だとは言っていたが、拒絶されてもなお友情のようなものを感じていてくれているのだろうか。

 

凛世は、ずっと小糸のことを考えていたように思う。こういう思慮というか、気配りができるのはすごく魅力的だと思う。ロー・ポジションとかでも思ったけど、凛世は割と素直に話を聞くからぐいぐい来る人とは素でやっていけるんだなあ。

 

透は、今回はトラブルメーカーになることもなく、考えを導く役になっていたと思う。凛世に対してのアドバイスとか、おばばに対しての対応とか、テーマに対しての答えを示す人になっていたと思う。頼もしい。

 

小糸は…… 今回は怖がっていた印象しかないかも…… ここが小糸の今後の課題になるのだろうか。ここからは妄想なのだけど、中学生時代の小糸、クラスメイトに話しかけられてもろくに返事もできなさそう。ノクチルとして有名になったら、そのクラスメイト達はどう思うのだろう? 同族だと思っていた教室の端にいるタイプのクラスメイトが幼馴染とアイドルやってる小糸見て「そんな顔できるんだ」ってなるコミュください。

 

こうしてみると、凛世と小糸は問題提起を、透と咲耶は年上として答えを示す役割になっていたと思う。

 

凛世の相談に乗っているときの咲耶のセリフ、

「誰がどんなことで困ったり、何かを疎んじたりするのか」

「それもまた、他の誰かからは思いもよらない形を持つものなのかもしれない」

このときに咲耶が提案した解決法は2つ。謝るか、時間をおくか。

つまり、天井努がルカに謝ってだな……というのは冗談だけど、

やっぱり、消防団の人が言っていた、「聞いている人からしたら騒音かもしれないし、逆に安心してくれる声になるかもしれない。そうであったらと祈って声をかけ続ける」というのがシャニマスの出したルカに対しての答えなんじゃないかな。



最後に、ルカ。

灯織と美琴を重ねて見ていたであろうルカ。

ルカはどうやったら救われるのだろうか。きっと温かい言葉も今は騒音に聞こえてしまう。心の中ではそれを求めていても、友達ゴッコ、家族ゴッコと思われてしまうだろう。

間違いなく、ルカは孤独なのだと思う。5人いれば暖かくなるというが、ルカは寒がっていたし。

まあしかし、このルカと283プロの溝をはっきり描いてくれたってことは、解決してくれるってことだと思うから、今後を期待したい。咲耶が言っていたとおり、少し時間が必要なのかもしれない。待つしかないのか……

今回、ルカが灯織を灯織として見ていたとは思えないが、二人の関係がここで終わるというのはあまりにも悲しいので、なんとかなってほしいぜ。